Ikkoです。
最初に自己紹介をさせてください。
なりたい人:雲のジュウザ 大事にしていること:フォロワーさんは見捨てない 仕事(公務員)で適応障害になる⇓ 見栄とプライドを捨て自分の最低限の生活レベルを追求する⇓ ピアノさえ弾ければ僕の人生は満足と知る⇓ 世界を知りたいと思う⇓ 退職⇓ 現在は世界中のピアノがある宿を探し、もっと生活レベルを下げつつも満足できる場所を探している
こういった人間です。
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さて、フジコ・ヘミングさんの人生、独特の価値観を知りたい方はいませんか?
今回紹介する本は、フジコさんを知りたい方向けの本です。
この記事の、こんな人におすすめだけでも見ていただければ幸いです。
読もうと思った動機
フジコさんの生きざまに魅了された僕が、彼女の生い立ちや普段からどのような思考でいるのかもっと知りたいと思い、この本を手に取りました。
どんな内容の本?
著者は、ピアニストのフジコ・ヘミングさんです。
この本は好きなこと、得意なことと困難との向き合い方について教えてくれる内容でした。
- 常人には体験できないフジコさんの生い立ちやピアノに対する思い
- 好きなこと、得意なことを持つことの大切さ
- 自分よりも不幸な人はたくさんいるということ
上記の内容の他にも色々書かれていますが、主に人生との向き合い方を教えてくれる本です。
読んでみた感想、得られたモノ
まず思ったのは、フジコさんの生まれてから50年~60年間の環境や身に起こる様々な出来事が不遇すぎることにびっくりしました。
- 母からのスパルタピアノ教育
- 子供の頃の悪ガキたちのいじめ、留学先でのひどいいじめ
- 耳が全く聞こえなくなるという不運
ピアノの才能もあり、フジコさん自身は好きなこと得意なことはわかっているにも関わらず、数十年もそのことで喜びを得ることができなかった人生に悲しくなりました。
他にも普通の人では味わうことのできない不運がここでは書ききれないほどありますが、フジコさんは人生のあらゆる困難を、神様が自分に与えた運命と捉えています。
そして困難との向き合い方は、あーだこーだと考えず素直に受け止めて、今の自分にできる最善の方法を考えて、そのことに取り組むことが大切だと述べています。
また、フジコさんは子供の頃から他人は他人で自分は自分と思っており、芯があって全くブレておらず、どんなに貧しくても他人を妬ましく思うことがなかったそうです。
このマインドはさすがのフジコさんだなと思いました。
そして、人は誰でも好きなこと得意なことがあると思います。
フジコさんは、それは神様がその人に与えたプレゼントであると捉えており、それに感謝することを忘れず、そのことをどんな状況でも決して辞めてはいけないと言っています。
なぜ辞めてはいけないかというと、フジコさん自身も有名な人の前で披露するチャンスで、すぐに披露できる状態にしなかったことで臆してしまい、自分でなんとかもぎとった海外で人生を変える機会を逃した経験があったからです。
このことから得意なことはどんな状況でも披露できる状態にする、そしてそのための練習は欠かさない、これがフジコさんの人生の教訓だと述べています。
他にもフジコさんの伝えたいことは色々あったとは思いますが、この本を読んで僕は、
- 自分の好きなこと、得意なことは自分を生かす道であり早くそれを見つけること、そしてそのことに感謝し大切にすること
- チャンスはいつ巡ってくるかわからないので、自分の得意とする物事は、いついかなる状況でも披露できる状態にすること、そしてそのための練習は絶対に欠かさないこと
- 自分よりも大変な人はたくさんいるということを忘れないこと
この3つが、この本【たどりつく力】の根幹だと思いました。
こんな人におすすめ
色々ありますが、3つ挙げるとするなら、
- フジコさんの人生や思考を知りたい人
- 生きることに枯渇感を感じている人
- 何かのプロフェッショナルになりたい人
特に、生きることに枯渇感を感じている人には、ぜひ読んでもらいたいです。
まとめ
この本とは話がまったく変わります。
僕は11月9日にアクリエ姫路で行われたフジコさんのピアノコンサートで、初めて自分の耳でフジコさんの演奏を聴きました。
コンサートの途中でフジコさんは、数日前に風邪を引き、現在も37度の熱があると言っていました。
(まじかよ、そんな状況でこれらの曲を弾いてるの?)と僕は思いました。
ですが、つらそうな素振りもなく全ての曲を演奏したフジコさんを、僕は目の当たりにしました。
正直、すごかったです。90歳のおばあちゃんです。
そして、今この本を読んで当時の状況とフジコさんの思考が、僕の中の点と点がつながった感覚になり、
あーなるほど。あの状況はこういうことだったのか。
と、僕の中で納得したものがあります。
それは、
自分の得意とする物事は、いついかなる状況でも披露できる状態にすること
フジコさんの教訓でした。
このフジコさんの教訓と当時のコンサートの状況が明らかに結びつきました。
そして、僕は当時のコンサートを経て、フジコさんにこのように言われた気がします。
好きなことをやりなさい、そしてその好きなことに責任を持ちなさい
フジコさんありがとうございました。
今回の記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひみなさんもこの記事で今回紹介した本に興味を持っていただけたら、手に取って読んでいただき、何かを変えるきっかけになれば幸いです。
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